日本のヨーグルトに含まれる菌の種類と効果を徹底解説【目的別おすすめ付き】

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「ヨーグルトは体にいい」と言われますが、実は含まれる菌の種類(さらに言うと“株”)で期待できる効果は別物です。
この記事では、日本で市販されている代表的な菌を“目的から逆引き”できるように整理し、選び方の注意点も含めて解説します。


目次

60秒でわかるこの記事のポイント!

  • ヨーグルトは「菌」で効果が変わる(同じ菌名でも“株”で違う)
  • 目的別に選ぶなら、まずは早見表のルートでOK
  • 最低2週間、できれば1ヶ月は継続が目安
  • 生菌/死菌(加熱)・砂糖量・乳糖不耐症など「失敗しない条件」がある

結論:目的別「まずはこれ」早見表(迷ったらここだけ見てOK)

悩み・目的まず試す候補(菌/成分)代表商品例目安注意点(超重要)
風邪・感染症対策R-1(1073R-1株)明治プロビオR-12週〜1ヶ月体感は個人差。糖質が多い商品もある
胃の健康LG21明治プロビオLG212週〜1ヶ月胃の不調が強い人は受診優先
便通改善BB536 / GCL2505 / BE80ビヒダス / BifiX / BIO1〜2週〜食物繊維・水分が足りないと伸びにくい
ストレス・睡眠シロタ株Yakult 1000 / Y10002週〜カフェイン・就寝習慣もセットで
花粉症・アレルギーL-92(加熱)カルピスL-922〜4週死菌でも作用タイプ
尿酸・痛風対策PA-3明治プロビオPA-34週〜食事(プリン体/酒)改善も必須
内臓脂肪ラクトフェリン森永ラクトフェリン8〜12週〜カロリー全体もセットで

ヨーグルトに使われる主な菌の分類

分類代表的な菌特徴
乳酸菌R-1、LG21、シロタ株 など胃酸に強く、免疫やバリア機能に作用
ビフィズス菌BB536、GCL2505、BE80 など大腸に届き、便通改善・腸内フローラ整備
その他クレモリス菌、L-92 など整腸以外に、花粉症・脂肪対策など多機能

用語メモ

  • 乳酸菌:主に小腸側で働きやすく、胃酸に強い設計のものもある
  • ビフィズス菌:大腸に届いて、便通や腸内環境に寄与しやすい
    ※“どっちが上”ではなく「目的で使い分け」

菌種ごとの効果と代表商品

✅ R-1乳酸菌(1073R-1株)

商品例:明治プロビオヨーグルトR-1

効果:免疫活性化、風邪・インフルエンザ予防(※1)

補足:EPS(多糖体)を産生し、NK細胞を活性化。風邪の罹患率を下げる臨床データあり。


✅ LG21乳酸菌(L. gasseri OLL2716)

商品例:明治プロビオヨーグルトLG21

効果:ピロリ菌抑制、胃粘膜保護(※2)

補足:胃酸耐性が高く、胃まで届く数少ない乳酸菌。


✅ ビフィズス菌BB536

商品例:森永ビヒダスヨーグルト

効果:便通改善、免疫調整、高齢者の腸内環境維持(※3)

補足:人由来のビフィズス菌で、多くの研究実績あり。


✅ ビフィズス菌GCL2505

商品例:グリコBifiXヨーグルト

効果:腸内ビフィズス菌の増加、便通改善(※4)

補足:生きたまま腸に届き、自己増殖する力を持つ。


✅ ビフィズス菌BE80

商品例:ダノンBIO(ビオ)

効果:排便回数・便質の改善(※5)

補足:胃酸耐性を持たせる特殊処理がされている。


✅ 乳酸菌シロタ株(L. casei YIT 9029)

商品例:Yakult 1000/Y1000

効果:ストレス緩和、睡眠の質改善(※6)

補足:「腸脳相関」に注目。POMS2スコア改善の研究あり。


✅ クレモリス菌FC株

商品例:カスピ海ヨーグルト(フジッコ)

効果:整腸、便通改善、腸粘膜保護(※7)

補足:独特の粘り成分=EPSが豊富。


✅ 乳酸菌L-92(加熱処理済み)

商品例:カルピスL-92

効果:アレルギー症状の緩和(※8)

補足:「パラプロバイオティクス」=死菌でも免疫に作用。


✅ PA-3乳酸菌

商品例:明治プロビオヨーグルトPA-3

効果:プリン体の吸収抑制(※9)

補足:尿酸値が気になる人向け。


✅ ラクトフェリン(たんぱく質)

商品例:森永ラクトフェリンヨーグルト

効果:内臓脂肪の減少、免疫向上(※10)

補足:乳由来成分で脂肪分解に作用。


目的別おすすめヨーグルト

悩み・目的おすすめ商品(菌)
✅ 風邪・感染症対策R-1(1073R-1) ※1
✅ 胃の健康LG21 ※2
✅ 便通改善BB536、GCL2505、BE80 ※3〜5
✅ ストレス・睡眠改善Yakult 1000(シロタ株) ※6
✅ 花粉症・アレルギーL-92 ※8
✅ 尿酸・痛風対策PA-3 ※9
✅ 内臓脂肪が気になる方ラクトフェリン ※10

まとめ:菌を選べば、ヨーグルトはもっと効く!

ヨーグルトは一見どれも同じに見えますが、含まれる菌によって得られる効果はまったく異なります。

「なんとなく」選ぶのではなく、自分の体の悩みに合わせた菌を選ぶことで、より効率的に健康効果を得ることができます。

よくある質問(Q&A)

Q1. ヨーグルトは毎日食べないと意味ない?

基本は“毎日”が有利です。
腸内細菌は食事の影響を受けやすく、ヨーグルト由来の菌も「続けるほど」定着・働きやすくなります。
ただし完璧主義は不要で、**週に数回より、少量でも“継続できる頻度”**を優先すると成功しやすいです。


Q2. 効果が出るまで何日かかる?

目安は最低2週間、できれば1ヶ月です。
便通のように早めに変化が出る人もいますが、免疫・睡眠・体脂肪系は体感まで時間がかかりがち。
**「2週間→変化の兆し」「1ヶ月→相性判定」**くらいで考えると迷いません。


Q3. 同じ菌名なら、どの商品でも同じ効果?

同じ“乳酸菌”“ビフィズス菌”でも、株(strain)が違うと研究されている効果が別物のことがあります。
なので「乳酸菌入り」だけで選ぶより、株名が明記された商品(例:〇〇株)を選ぶと失敗しにくいです。


Q4. いろんなヨーグルトをローテしてもいい?

OKです。ただし、効果を見たいなら **“お試し期間は1つに絞る”**のがおすすめ。
ローテすると「どれが効いたのか」が分からなくなりがちなので、

  • まず1種類を2週間〜1ヶ月
  • 合わなければ次へ
    が一番早いです。

Q5. 生菌と死菌(加熱処理)、どっちがいい?

目的次第です。

  • 腸内環境(便通など):生菌のメリットが語られることが多い
  • 免疫・アレルギー系:死菌(加熱処理)でも働くタイプがある
    「生きてる=正義」ではないので、狙う効果で選ぶのが正解です。

Q6. 食べるタイミングは朝と夜、どっちがいい?

結論:続けやすい時間が正解です。
しいて言うなら、胃腸が弱い人は空腹時を避けて“食後”の方が合いやすいことがあります。
でも最優先は、2週間〜1ヶ月続けられる習慣に組み込むことです。


Q7. 便秘目的なら「無糖」じゃないとダメ?

ダメではありませんが、毎日食べるなら無糖〜低糖の方が無難です。
砂糖が多いとカロリーが増えたり、甘いもの欲が強くなったりして逆効果になる人もいます。
甘さが欲しいなら、果物やきな粉で調整するのがおすすめ。


Q8. 逆に合わない人・注意した方がいい人は?

以下に当てはまる人は慎重に。

  • 食べるとお腹が張る/下す(乳糖不耐症の可能性)
  • 胃腸が弱く、発酵食品で不調が出やすい
  • 持病があり食事制限がある
    不調が出たら無理せず中止して、必要なら医療機関に相談を。

Q9. ヨーグルトが苦手。サプリの乳酸菌でもいい?

選択肢としてはアリです。
ただしサプリも同様に「菌(株)」で中身が違うので、目的に合った設計かは要確認。
まずは食事で続けられるならヨーグルト、難しければサプリ…という考え方が現実的です。


参考文献

※1:Makino S et al., 2010. Enhancement of immune function in elderly via Lactobacillus bulgaricus 1073R-1.
※2:Sakamoto I et al., 2001. Inhibitory activity of Lactobacillus gasseri against Helicobacter pylori.
※3:Odamaki T et al., 2016. Age-related changes in gut microbiota composition in Japanese elderly.
※4:Glico Research Center. GCL2505 strain: growth and colonization in human intestines.
※5:Danone Japan Clinical Trials. Improved defecation with BE80.
※6:Takada M et al., 2020. L. casei strain Shirota relieves stress and improves sleep quality.
※7:Fujicco Research Report. Cremoris FC strain improves stool quality.
※8:Torii T et al., 2007. L-92 strain modulates allergic responses in humans.
※9:Meiji R&D. PA-3 strain suppresses purine absorption.
※10:Yamauchi K et al., 2009. Lactoferrin reduces visceral fat in humans.

免責事項

本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療行為・診断・治療を代替するものではありません。体調不良が続く場合は医療機関へご相談ください。食品で体質に合わない場合は摂取を中止してください。

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