当ページには広告が含まれています。
「脂肪吸引って本当に痩せるの?」
「危険はないの?ダウンタイムはどのくらい?」
「お金はいくらかかる?」
美容医療の中でも人気が高い「脂肪吸引」。確かに短期間で部分痩せできる強力な施術ですが、その一方でリスクやデメリットも少なくありません。
この記事では、脂肪吸引の基本原理・種類・部位別の特徴・リスク・費用・術後ケアまで、一般の方にもわかりやすく網羅的に解説します。
60秒でわかるこの記事のポイント!
- 脂肪吸引は「脂肪細胞そのものを取り除く」ため、部分痩せに有効でリバウンドしにくい。
- 技術は進歩しており、ベイザー・レーザーなどダウンタイム軽減の方法もある。
- 二の腕・太もも・お腹など部位によって適応と仕上がりの特徴が異なる。
- リスク(感染・出血・凹凸変形・皮膚のたるみ)はゼロではない。
- 費用は数十万〜百万円以上と幅広く、クリニックによる差が大きい。
- 術後は圧迫下着・食事管理・運動再開のタイミングが重要。
脂肪吸引とは?
脂肪吸引(Liposuction)は、カニューレと呼ばれる細い管を用いて皮下脂肪を直接吸引し、脂肪細胞そのものを数ごと減らす施術です(※1)。
- ダイエット:脂肪細胞が小さくなる
- 脂肪吸引:脂肪細胞自体がなくなる
この違いにより、理論的にはリバウンドしにくいとされています(※2)。そのため、アメリカ美容外科学会の統計では、脂肪吸引は依然として最も人気のある施術のひとつとされています(※5)。
脂肪吸引の種類
近年は技術が進歩し、従来よりも安全性・仕上がりが向上しています。
- ベイザー脂肪吸引:超音波で脂肪を乳化 → 吸引しやすい、出血少なめ
- レーザー脂肪吸引(スマートリポ):熱で脂肪を溶解、皮膚の引き締め効果あり
- シリンジ法:注射器で少量吸引、小範囲向け・ダウンタイム短め
- 従来法(チュメセント法):最も一般的、広範囲に適応
👉 「部位・希望する仕上がり・ダウンタイム許容度」で選ぶことが重要です。
部位別の特徴
脂肪吸引は「全身痩せ」ではなく部分痩せに特化しています。
- 二の腕:細く見せやすい。たるみ注意。
- 太もも:効果大。ただしダウンタイム(腫れ・むくみ)が長い。
- お腹・ウエスト:人気No.1。ボディラインを変えやすい。
- 顎・顔まわり:小顔効果。左右差や凹凸リスクに注意。
👉 部位ごとのリスクや仕上がりを理解して選ぶ必要があります。
リスクと副作用
脂肪吸引は医療行為なので、以下のリスクがあります(※3, ※4)。
- 出血・感染
- 皮膚の凹凸や段差
- 皮膚のたるみ
- 神経損傷・知覚異常
- 脂肪塞栓(まれだが致命的なリスク)
👉 **「安全性=医師の技術力」**に大きく依存します。
費用の目安
脂肪吸引は自由診療で、費用はクリニックや方法によって大きく変動します。
- 二の腕:20〜40万円
- 太もも:40〜80万円
- お腹:40〜80万円
- 顔(顎):20〜50万円
👉 「相場より極端に安い」施術はリスクが高い傾向があるため注意。
術後ケア・ダウンタイム
- 圧迫下着:皮膚のたるみ・むくみ防止、1〜2か月装着が基本
- 痛み・腫れ:数日〜2週間程度
- 仕事復帰:デスクワークなら数日〜1週間、肉体労働は2週間以上
- 運動再開:軽い有酸素は2〜3週間後、筋トレは1か月後が目安
- 食事管理:暴飲暴食すれば残った脂肪細胞が肥大しリバウンド
👉 術後ケアを守ることが「仕上がり」を左右します。
Q&A/よくある質問
Q: 脂肪吸引で何kg痩せますか?
A: 部位や量にもよりますが、数kg程度が一般的。体重を大きく減らす目的ではなく、部分痩せや体型デザインに有効です。
Q: 施術後、どれくらいで効果を実感できますか?
A: 腫れやむくみが引いてくる1〜3か月後に実感する人が多いです。最終的な仕上がりは半年程度かかることもあります。
Q: 脂肪吸引は保険適用になりますか?
A: 基本的に美容目的のため自由診療です。医療保険は使えません。
Q: 脂肪吸引ができない人はいますか?
A: 心疾患・糖尿病など持病がある方、極端に痩せている方、皮膚のたるみが強い方は適応外になる場合があります。必ず医師に相談してください。
クリニック選びのポイント
なぜ「安すぎる脂肪吸引」は危険なのか?
- 経験不足の医師が担当する可能性
- 設備が不十分で安全対策が取られていない
- アフターケアが有料オプションで、最終的に費用が高くなることも
👉 「値段」だけで決めると失敗しやすいのが脂肪吸引です。
良いクリニックを見分けるチェックリスト
- カウンセリングが丁寧で質問に答えてくれる
- 症例写真(術前後)を公開している
- 料金体系が明確(追加費用の有無)
- 術後ケア(診察・圧迫指導など)が充実している
- 医師の経歴や専門資格が明記されている
まとめ
脂肪吸引は、短期間で部分痩せができる強力な方法です。
- 脂肪細胞を数ごと減らせるためリバウンドしにくい
- 部位や方法によって仕上がり・リスクが異なる
- 体重減少や健康改善目的には不向き
- 費用は数十万〜百万円以上かかる
- 術後ケアを怠ると仕上がりが悪くなる
「最後の手段」ではなく「体型デザインの一環」として捉えるのが正解です。
参考文献
※1:日本美容外科学会「脂肪吸引について」
※2:Plastic and Reconstructive Surgery. 2009;124(3):1060-8.
※3:Aesthetic Surgery Journal. 2018;38(12):1234-1242.
※4:Swanson E. Prospective study of liposuction and abdominoplasty: safety, outcomes, and patient satisfaction. Plast Reconstr Surg. 2015;135(2):459-471.
※5:The American Society of Plastic Surgeons (ASPS) Statistics Report 2023
免責事項
本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断や治療を推奨するものではありません。施術を検討する場合は、必ず専門医にご相談ください。








