最強はどれ!?リベルサス vs サクセンダ vs マンジャロ vs ウゴービ|GLP-1医療ダイエット薬を徹底比較

「GLP-1ダイエットって結局どれが一番痩せるの?」
「リベルサスとサクセンダ、どう違うの?」

そんな疑問を持つ人が増えています。
近年、医療ダイエットの主流になっているのがGLP-1受容体作動薬

中でも代表的なのがこの4つです👇

  • リベルサス(内服タイプ)
  • サクセンダ(毎日注射)
  • ウゴービ(週1回注射)
  • マンジャロ(次世代デュアルアゴニスト)

この記事では、「痩せる効果」「副作用」「使いやすさ」「価格」を徹底比較。
あなたに合った最適な1本を見つけるための実用ガイド
です。


目次

60秒でわかる!この記事のポイント

  • GLP-1薬は「食欲を抑えて自然に食べる量を減らす」医学的ダイエット
  • 最も効果が高いのはマンジャロ > ウゴービ > サクセンダ ≒ リベルサス
  • 強い薬ほど効果も副作用も大きく、医師管理が必須
  • 日本ではリベルサスとサクセンダが主流
  • 医師のカウンセリングで自分の生活に合うタイプを選ぶのが安全

GLP-1ダイエットの仕組みをおさらい

GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)は、腸から分泌されるホルモンで、
食後に脳へ「もう満腹です」という信号を送ります。

💡 GLP-1薬=このホルモンの働きを薬で強化するもの。
その結果、自然に食欲が減り、血糖値の乱高下を防ぎ、脂肪が蓄積しにくくなる


🔍 4つの薬の基本情報

製剤名有効成分投与方法承認区分特徴
リベルサスセマグルチド毎朝内服糖尿病治療薬(肥満症は未承認)飲むだけで手軽、継続しやすい
サクセンダリラグルチド毎日注射肥満症治療薬医療ダイエットとして国内承認済
ウゴービセマグルチド週1回注射肥満症治療薬(2023承認)効果強力、週1回でOK
マンジャロチルゼパチド週1回注射糖尿病治療薬(肥満適応審査中)GLP-1+GIPのW作用で“次世代”

💥 痩せる効果を比較

薬剤体重減少率(臨床試験)効果の特徴
リベルサス約6〜10%減内服でも安定した効果。飲み忘れ注意。
サクセンダ約8〜12%減食欲抑制+代謝改善。注射に抵抗なければ◎
ウゴービ約12〜15%減サクセンダの上位互換。週1回で効果長持ち。
マンジャロ約15〜20%減GLP-1+GIPのW作用。現行最強クラス。

GIP(ジーアイピー)とは?
食事をしたときに腸から出るホルモンで、血糖値を安定させたり、体のエネルギーを調整する働きを持っています。昔は「太るホルモン」と言われていましたが、実はGLP-1という“食欲を抑えるホルモン”と一緒に働くと、脂肪を燃やしやすくし、食欲を抑える力を強めることがわかっています。この2つを組み合わせた薬「マンジャロ」は、今あるダイエット薬の中でも特に効果が高いと注目されています。

✅ 結論:
痩せる強さは マンジャロ > ウゴービ > サクセンダ ≒ リベルサス
ただし「強い薬=副作用リスクも上がる」点は忘れずに。


⚖️ 副作用を比較(実際に多い順)

GLP-1製剤の副作用は、どの薬も消化器症状が中心です。

症状発生しやすい薬対応
吐き気・胃のむかつきサクセンダ・ウゴービ・マンジャロ徐々に投与量を上げる/食後投与
便秘・腹部膨満感全製剤共通水分・食物繊維を意識的に摂取
下痢リベルサス・マンジャロ投与量を調整/医師に報告
倦怠感・脱水ウゴービ・マンジャロ水分補給/休薬判断あり
まれに膵炎・胆石全製剤持続的な痛みは要受診

⚠️ 特に自己判断での個人輸入使用は危険
偽物や濃度ズレが多く、膵炎・腎障害の報告例も。
医師の管理下で使用することが絶対条件です。


💰 価格・通いやすさで比較(目安)

薬剤費用目安(1ヶ月)投与頻度継続のしやすさ
リベルサス約15,000〜25,000円毎日★★★★☆(飲むだけ)
サクセンダ約30,000〜50,000円毎日注射★★★☆☆
ウゴービ約40,000〜60,000円週1回★★★★☆
マンジャロ約50,000〜80,000円(想定)週1回★★★☆☆(強い分コスト高)

💡 継続コストの安定性ではリベルサス。
効果・通院バランスではウゴービが現実的。


🧠 どの薬が“あなた向き”か早見チャート

タイプおすすめ薬
注射が苦手、手軽に始めたいリベルサス
手早く結果を出したいサクセンダ or ウゴービ
週1回で効率よく続けたいウゴービ
圧倒的に痩せたい・次世代治療を試したいマンジャロ
まず医師と安全性を相談したいサクセンダ(承認済で安心)

🩺 医師に相談して決めるべき理由

GLP-1薬は「どれが一番効くか」よりも、
**「どれがあなたの体質・生活に合うか」**で結果が変わります。

  • 食欲が強いタイプ
  • 胃腸が弱いタイプ
  • 注射が苦手 or 毎日続けるのが苦手
  • コストを抑えたい

これらをトータルで見て、医師が処方内容を設計します。
自己判断では、副作用・過剰投与・リバウンドリスクが高まるだけです。


まとめ|最強はマンジャロ、でも“続けられる薬”がベスト

ランキング薬名特徴
🥇 マンジャロ最強の効果。GLP-1+GIPのW作用。副作用と費用は要注意。
🥈 ウゴービ効果・安全性・継続性のバランスが最良。
🥉 サクセンダ日本承認済で安心感◎。効果も十分。
🏅 リベルサス飲むだけで手軽。入門用として最適。

結論:「最も強い薬」よりも「最も続けられる薬」を選ぶこと。
それが結果を出す最短ルートです。

参考文献

  1. Wilding JPH et al. N Engl J Med. 2021;384:989–1002.
  2. Jastreboff AM et al. N Engl J Med. 2022;387:205–216.
  3. Frias JP et al. NEJM. 2021;385:503–515.
  4. Kushner RF et al. Obesity (Silver Spring). 2020;28(6):1050–1061.
  5. Davies MJ et al. Diabetes Care. 2021;44(4):950–962.

免責事項

本記事は医療情報の一般的な解説を目的としたものであり、特定の治療・薬剤を断定的に推奨するものではありません。
治療を検討される際は、必ず医師にご相談ください。

目次